倉敷・広島の旅

 土日フリーになるまれな機会があり、せっかくだからということで、旅行して参りました。
 かみさんと義理の妹を伴っての、倉敷・広島へと出向く、青春18きっぷでの旅でございます。

行く先は

 海になじみのないかみさんや義理の妹には、フェリーを利用しての旅なんか面白いかも、と香川行きを思いつきました。また神社でも仏教寺院でも、キリスト教の教会でも(おそらくはムスリムのモスクでも)熱心にお祈りを行う、信仰心厚いかみさんには、伊勢参りなんてのもいいかも、と伊勢志摩行きをを思いつきました。
 この二つのプランを事前に考えていたのです。
 で、かみさんに行き先を訊くとどこでもいいとの回答。義理の妹に行きたいところを訊くと、「広島か沖縄に是非行きたいです」とのこと。
 時給五百円に満たない安月給のこの私には、おまけに6月からは家族もさらに増えようかとするこの私には、沖縄は少々厳しい。「ああ、そう「広島に!」行きたいのね」と彼女の言葉を正しく受け止めてあげます。かくして広島行きが決定されたわけです。
 
 広島。なんでも広島平和記念資料館に行ってみたいということ。原爆の落ちた街をこの目で見てみたいということでした。(沖縄は、ひめゆりの塔に行ってみたかったのかもしれませんね。)
 修学旅行で、一度、高校生ウルトラクイズで、一度、訪れたことのあるかの地に向かうこととなりました。
 

行き方は

 新幹線で、往復二万円。バスでも九千円。「むむむ」 私はうなります。夫婦二人で行くのとわけが違う。今回は妹も伴って三人の旅。新幹線で六万円。バスでも二万七千円。どひゃ。今更、「お留守番してて」とは言えません。
 と、そんな私にJRは救いの手を差し伸べます。
「JR発足20周年・青春18きっぷ」と駅にはでかでかとポスターが貼られているではありませんか。
「これだ、これ!」私は叫びます。調べれば、関西圏から山陽本線を利用する旅は、青春18きっぷの使い方の王道のようです。これで旅費が三人で一万円あまりに抑えられる。
 宿泊地をインターネットで調べて予約を入れ、旅が始まります。