高松へフェリーの旅(7)

屋島

 わら屋をあとにし、琴電屋島駅まで戻ります。そこから1時間に一本の割合で、シャトルバスが屋島山頂まで走っている。百円で乗れるのがありがたい。ちなみに車で来ると有料道路でばっちりお金を取られます。
 満員のすし詰めの状態でシャトルバスは山頂を目指す。ドライブウェーは、かなりの急勾配で、ゴールデンウィークのために渋滞中。おまけにバスが古いものだから、ブレーキ後の再発進時にかなり後退する。バスの中でバランスを失い、こけそうになります。
 ともあれ、山頂に着く。看板が、源平の古戦場を高らかに謳っています。
 屋島寺には、狸が祀られている。平成狸合戦ぽんぽこに登場する、太三郎狸です。お参りをして、ぐるぐる遊歩道を回る。
 展望台からは、瀬戸内海が存分に堪能できる。空は晴れ渡り、海は青く広がっている。浮かぶ島々が美しい。瀬戸大橋がかすかに見える……気がします。屋島からの景色は、実に素晴らしい。
 そして名物瓦投げを楽しむ。8枚組で200円の素焼きの直径5センチ強の円盤を展望台から投げるのです。かみさんと私とで交互に投げとばします。風に乗れば、はるか彼方まで飛ぶ。どこまでも、どこまでも飛んでいく。心楽しくなります。
 快晴で気温も高く、アイスを買って一休み。そして水族館を横に遊歩道を進めば、再び駐車場まで戻ります。
 一時間半の楽しい散策でした。