2005年 4月30日 〈妖怪の町を走る〉
まったくもって事務的な理由で、境港に行ってまいりました。
あの水木しげるロードで名高いところです。
〈水木しげるロード〉
境港へは、米子駅の「レイ番線」すなわち「ねずみ男駅」からの出発です。14の妖怪駅を経て「鬼太郎駅」こと境港駅に至るまでの道のりを、妖怪列車に揺られて行きます。
駅ではレンタサイクルが一日五百円で借りられるようになっていて、それに乗って、この小さな町を水木しげるロードに沿って、目的地に向かい進みます。
町全体が水木しげるワールド。銅像だけでなく、妖怪神社・水木しげる記念館・鬼太郎グッズを販売する土産物屋などが並びます。以前は妖怪の数のほうが町を歩くヒトより圧倒的に多かったという、それはそれは恐ろしいゴーストタウンだったのですが、いやいや、今回は結構観光客の数も見られ、町が活気づいておりました。
〈熱病のような〉
それにしても山陰線の列車(電車ではない、ディーゼルです)本数少なすぎ。おまけに単線(同一のレールを逆方向に走る列車も利用するのです)だから、途中駅での無意味な停車時間があります。
同じ県での移動で、ただ書類を持っていくだけなのに、碌に観光をしなくても一日仕事となりました。
何か気だるい熱気に浮かされて、夢うつつの判然としない気分で町を自転車を走らせた一日でした。妖気のなせる業かな、と思っていたのですが、家に帰ってニュースを見てみてビックリ。米子の最高気温33℃を超えてました。
ではまた、次週。